「メディアがメッセージである」

カナダ出身の社会学者でメディア論の先駆者の一人であるマーシャル・マクルーハンは、1964年に出版した「メディア論」の中で「メディアがメッセージである」という有名な言葉を残した。

ちょっとわかりにくい表現だが、メディアの重要性はそれが運ぶコンテンツの内容にあるのではなく、書籍、新聞、ラジオ、テレビという具合いに変化を続けるメディア自身に意味がある。

そのメディアの変化が社会の基本構造を大きく変えるという考え方である。マクルーハンの言葉を頼りにすれば、現在進行中のグーテンベルクを上回るコミュニケーション革命は、将来の社会の構造を根本的に変えるかもしれない。

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この記事を書いた人

大手新聞社に30数年勤務。日銀や大蔵省(現在の財務省)などを取材。2011年9月11日、支局長だった2度目のワシントン支局勤務時に「同時テロに」遭遇する。その後、系列の北海道のテレビ局の経営に携わり、現在は大学の非常勤講師を務める。

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